今週は国慶節で中国が大半休場のなか日銀短観と雇用統計注目、そして今週のユーロドルは?
先週はVW不正問題で株式市場中心に不安定になり、後半はイエレンFRB議長の
講演での利上げ示唆によりドルが買い戻されるという展開で、結局はユーロドルの
動きはレンジ相場から抜け切れない展開となりました。
そして今週はというと、10月1日に発表される日銀短観、国慶節の中国そして週末の雇用統計
に注目があつまりそうです。
日本の追加金融緩和観測と国慶節直前に発表される中国非製造業PMIそして、イエレンが
年内の利上げの可能性を示唆しているなかでの雇用統計発表と結局は各国の金融政策
動向の思惑で動きそうです。
またアメリカでは10月1日に期限をむかえる、債務上限問題が重石となる可能性があります。
妊娠・出産などに関するサービスを提供する民間非営利団体のプランド・ペアレントフッドが、
中絶された胎児の臓器を不正販売していた問題で、共和党は同団体への連邦助成金打ち切りを
主張しており、予算案協議が難航しています。
助成金の支給注視が予算案に盛り込まれる場合は、オバマ大統領は拒否権を
行使する意向ですが、 16年度予算で合意が得られない場合は10月1日から連邦政府機関
の一部サービスや機能が停止する可能性があります。
先月に議会予算局(CBO)が今年の11月中旬か12月初旬までは資金を捻出できる見通し
を示しており、当面の影響は限定的となる可能性が高いですが、民主党オバマ政権に対して
上下院議会は共和党が掌握しており、膠着状態が長期化すればドルや株式相場に対しても
不透明要因として嫌気する可能性もあります。
ユーロドル相場は、週末の雇用統計までは、こうして政治的な不透明要因と各国の金融政策
の思惑で1.11-1.13でのレンジ相場となりそうです。
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