今週はギリシャとユーロにとって大事な週~今後の行方は?
イースター休暇の真っ只中のユーロでありますが、今週はたくさんの
重要なイベントがユーロ圏にあります。
とくにギリシャ、
4月9日にIMFにおよそ4億5000万ユーロの返済期限がきます。
ギリシャにこれだけの資金がのこっているかは不明です。ただこの件に関してあまり取り上げられない
のは、欧州の債権団がこれを機会にSYRIZA主導のギリシャ政権に対し経済改革を応じるよう圧力
かける絶好の機会とみなしている向きもあります。
しかユーロしながら、ギリシャ政府に非常時用の資金がのこっているのかといえば、それほど多く残っていない
というのが大方の見方です。ただ高官らによると、国有機関には5億ユーロの調達可能な資金がある
残っているとのことです。
また4月8日にTBの入札が実施される見通しで、前回のように中国の投資系ファンドが1億ユーロ分
の購入があったような望みをもっています。
また国民が未払いの税金を収める場合の優遇措置を盛り込んだ新法が可決しており、これが歳入を
押し上げる期待もあります。
この法案が先月20日に可決された以降一週間で約1億ユーロの歳入が得られたことを明らかに
しています。
そして次にくるのが、24億ユーロのTBの期限がくる14日と17日。このうち大部分は国内銀行に
再びTB購入してもらうことで賄う予定です。そして今月末の公務員給与や年金の支払い、これに
17億ユーロの資金が必要とされています。来月8日には再び14億ユーロのTBの償還、そして
12日にIMFへの7億7900万ユーロの返済、そしてなんといっても7月20日にECBへの返済
35億ユーロのギリシャ国債の満期が待ち受けています。
この日に返済できなければ、ギリシャはユーロから離脱することは、間違いないとされています。
ギリシャ問題に関しての最重要日は、対ECBの国債期日がくる7月20日に設定されている
ようです。
また今週は、ドイツ、フランスをはじめとしたユーロ圏のPMIが発表となる週です。
前月比較的強い数字が出ているだけに、今月もそれに続くか注目されるところです。
今週の見通しとしては、比較的強めのユーロ圏の指標を背景とにユーロドルは底固い調整
相場続くと予想します。
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