
今週のFOMC、たとえ利上げ敢行でもユーロの下落は限定的。
市場は、今週のFOMC待ちのムードが占有し始めてきました。
ここに至っても、エコノミストの予想だと、9月の利上げの可能性は
まだ半分近くあります。
とは言いつつも、もし今週FEDが利上げを敢行したほうが、ちょっとした
サプライズとなるろ思います。
今週のFOMCの内容について、大きく以下の3通りの可能性があります。
1. 今週利上げを敢行する。
2. 9月の利上げは見送るものの、10月の利上げの可能性あるいはフォワードガイダンス
的なものを出す可能性。
3. 一転して、ハト派的に傾斜し、今年の利上げのシナリオもある意味白紙となる
可能性。
今最も可能性が高いと思われている可能性は2.の利上げ一ヶ月先送り的なことを
示唆する可能性です。
いずれにしても、FEDは金利正常化の開始を近いうちにするという姿勢は崩さない
という見方が一般的です。
そうすると、為替に対するインパクトは今回のFOMCでどうなるか?
仮に利上げが決定されたとしても、これが、今回はドル買いにつながり難いと考えて
います。もちろん、短期的にはユーロ売り、ドル買いに反応するでしょうが、
その動きは一時的で、またユーロ買いが入ってくると予想します。
なぜならば、現在の世界経済の状況、そしてデフレ圧力を鑑みて、意見が真っ向から
分かれているこの状況において、米国利上げは、リスク市場おい、ある程度織り込んでいるとは
いえ、マイナスに動く可能性が高いと考えるからです。
今の為替はファンダメンタルズの違いではなく、リスクオンかオフかで相場が動いているよう
で、この流れはまだ続くと考えます。
8月からのユーロのサポートライン1.11近辺は、今回のFOMCでもサポートされる展開
を想定しています。
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