今週の注目点はなんといってもFOMCとBOJ、あまり鳩的になると危険?
いったんは底打った感のある反発をした株式と商品市場を
うけて、ドル円もいっきに118円台後半にまで反発、そして
ユーロドルもユーロとドル金融政策の違いを反映したユーロ売り
ドル買い地合いへと傾きかけているように見えます。
今回のFOMCで注目される点は、ステイメントで当初のシナリオ
でもある3月での利上げが示唆されるかどうかですが、今年に
入ってからの世界的な株、原油の急落から、アメリカの利上げ見通し
も12月のステイトメントでは年4回の利上げを市場は消化しよう
としていたはずが、今のEDを見ると、年一回の利上げ、しかも
9月の利上げあるかどうの水準にまで利上げ見通しが一気に
萎んでいます。
ただ、ここで警戒しておくべきなのは、今週のFOMCでFRBが前回
の利上げをしたときの声明を踏襲し微調整のままのステイメントを
発表することです。すなわち3月の利上げに関しては、依然として
可能性ありということを改めて示唆した場合、とくにドル円を中心
としたリスクオフ的な円買いがすすんでいたので、さらなるドル買い
になる可能性もあります。
実際に雇用の数字などは堅調なので、とくに悲観的に今回のFOMC
の声明文で鳩になることもない可能性もあります。
中長期のスタンスは依然としてドル円ではドルの戻り売りを模索する
戦略は変わっていませんが、今週についてはレンジ的な動きとなり
そうです。
その他の今週の主なイベント:
28日(水):午後10時30分発表予定 ○(米)12月耐久財受注-予想は前月比-0.5%
参考となる11月実績は、全体の数字が前月比0.0%で市場予想の-0.7%程度を上回った。
航空機を除く非国防資本財は前月比-0.3%だった。
航空機を除く非国防資本財は市場予想を下回っており、やや低調な結果となった。
12月については、企業の設備投資が弱含みとなっている可能性があり、前月比マイナス
となる見込み。
29日(金):政策決定会合の終了予定時刻は未定 日本銀行金融政策決定会合-
予想は金融政策の現状維持 日本銀行の黒田総裁は21日の参院決算委員会に出席し、
追加緩和手段について「そのときの経済状況を見てもっとも適切な手段を取る」と指摘した
。
黒田総裁は「日本経済のファンダメンタルズはしっかりしている」と述べているが、
アジア、欧米諸国の株式市場は不安定な状態がしばらく続く可能性があり、
何らかの方法で追加緩和を行う可能性は排除できない。
29日(金):午後10時30分発表予定 (米)10-12月期国内総生産速報値-予想は前期比年率+0.7%
参考となる7-9月期確定値は前期比年率+2.0%。
個人消費は拡大したが、輸出は伸び悩んだ。
10-12月期については、アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」は前期比年率+0.7%と
試算していています。
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