今週の日銀政策決定会合では8割が追加緩和予想でドル円はどうなる?
アベノミクス導入後から現在に至るまで、日銀政策決定会合
で追加緩和予想が8割を超えたことは、今回が初めてのよう
です。
予想される追加緩和の内容は?
いちばん多いのが、ETFの買い入れ増額です。
そしてその次に多いのが、マイナス金利の拡大、
マネタリーベース増加ペース引き上げ、長期国債買い入れ増額
そしてJ-REATの買い入れ増額と予想が続いています。
因みに現在の目標値は
マネタリーベース 80兆円
長期国債 80兆円
ETF 3兆円
REIT 900億円
付利金利 -0.1%
です。
このETFの買い入れが最低で5兆円に増えるというのが一般的で
次にマイナス金利が-0.3%になるというのが最も予想されている
ところです。
これで為替はどう動く?
8割型織り込まれていることを考えると、よほどサプライズが
ない限りは、円高に進みやすいと見るべきなのかもしれませんが
今回は、すでに、先週木曜日の黒田総裁によるヘリコプターマネー
の否定により、すでに円高調整が起きています。
上記のオペレーションについては、市場はあまり関心をもって
いないようであり、ドル円はあまり動かないように思われます。
その後の記者会見に注目
動く要素となりしうなのは、黒田総裁の会見だと思われます。
次の緩和示唆や禁じ手に触れた場合、その方にマーケットは
飛びつき、円安に振れやすい地合いが引き続き続いていることを
予想します。