今週のユーロドル相場は~やはり金融政策に左右される?
ユーロの戻しは短期間で、週末にlかけてユーロ安ドル高を再開した
ユーロドル相場の今週の動向は、やはり今週に予定されている
FOMCとその後のイエレンFRB議長の会見に左右されるのでは
ないかと思われます。
注目されている文言”patient”が取り除かれることは、市場はすでに
織り込んでおり、先週までの相場は、これを織り込んでの動きであった
要素も強かったと思われます。
この文言が外された後に強調されることはなにか?
FRBは、フリーハンドで、今後の決定は、経済指標次第であることを
強調するのではないかと思われます。
米国の金融政策の決定は、その都度のFRBミーティング毎に決定される
ことが強調され、ユーロドルの為替の動きとしては、今のダウンチャンネル
の動きに変わりはないと予想します。
リスクシナリオとしては、この忍耐強くに似たような文言が再び明記される
ことです。雇用統計の発表後に出てきている、アメリカの経済指標は、
はっきり言って、予想を下回っています。
先週末に発表された、2月のPPIは、コアで予想のプラス0.1%に対して、
結果はマイナス0.5%、これは4ヶ月ぶりの低さであり、またミシガンも
予想の95.5に対して、91.2と11月ぶりの低さとなっています。
好調な雇用統計の背後にいっこうに改善しない賃金も示されていますが、
先週発表された、米国経済指標は、予想を下回る数字が続いています。
先日指摘した原油相場もそうですが、イエレンが会見で、この辺の停滞している
部分を言及すると、米国の利上げ近しからの相場の巻き戻しが多少あるかも
しれません。
政策に左右される相場が今週も続きそうです。
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