今月のECB理事会で意外にもインフレ見通し見直しがなかった
昨日開かれたECB理事会について、当初から無風とされて
いて注目度は低かったですが、いくつかの見ておくポイントが
ありました。
そのひとつは、前回ECB理事会で公表されていた、コーポレートセクターの
ボンド買い入れを6月8日から始まること。
そして、4年のTargetted Long term refinancing operation いわゆるTLTRO
が6月22日から開始すること。
インフレーション見通しについて、2017年、2018年について上方修正される
との見通しでしたが、そのままに変わらなかったこと。
そして経済成長率については、1.4%から1.6%に上方修正されたこと。
最後注目されていた、ギリシャ国債の買い入れ対象の適格担保については
ドラギ総裁は議論に上がらなかったとしています。
ギリシャのチプラス首相は、7月にもECBの量的緩和プログラムに参加
することを望んでいるようですが、詳細についての合意がとれていない
ようです。
またこの日のECB理事会でNon performing loan について議論もあったようですが
その定義含めて詳細はなにも決まっていないようです。
というふうに、ECBは現状の緩和スタンスを維持し、引き続きマイナス要因に
対する警戒しているようです。
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