今のドルの上昇は米国製造業のドルリパトリエーションを先取りしているのか?
ドルの上昇が止まる気配がありません。
ドル円はあっという間に110円台に突入で
前回指摘した、チャートポイントの111.30
も近づいてきました。
このドル高の背景のひとつとして、トランプ新政権
の減税政策による、米企業のドル回帰が言われて
います。
米国企業の海外の利益留保額は
米国企業が抱えている利益留保額は、総額2兆6000億ドル
ろも言われており、減税によりアメリカ回帰の流れ
進むと憶測が流れています。
海外で最もキャッシュを持っていると言われている
アップルも2160億ドル海外での利益留保額があるとも
言われていますが、その9割以上がドル建てです。
2番目に多い、マイクロソフトでも、66%がドル建て
です。
米企業が海外利益を本国送金する際に10%に引き下げる
一時減税のような提案が実施できたろしても、為替への
影響は限られているとも言われています。
現在は金利差によるドル高
現在ドル高円安の流れは主に金利差から生まれて
いるようです。
2.2%以上の金利差があるなか、今後はじまるであろう
ドル回帰政策を考えれば、しばらくはこのドル高の
流れが続きそうです、