人民元安の背景に気になる中国の銀行総資産残高とGDP
株安、円高というリスクオフの相場が続いていますが、そこには
やはり中国懸念があります。
中国がハードランディングするのではという懸念が台頭しているのです。
そのひとつの理由として、膨れ上がった中国の銀行資産があります。
中国の銀行総資産残高は現在34.5兆ドルです。GDPが10兆ドルですから
中国の銀行資産はGDPの約3.5倍膨れ上がっていることなります。
そのうち問題資産なるのは、3%といわれているので、約1兆ドルの
不良債権を計算上抱えていることなります。
そこで比べておくことは、あのサブプライム時の不良債権が約4000億ドル
で当時8820億ドルの損失を計上しています。因みにその時の自己資本は
約1兆ドルで、バランスシートは約16兆ドルといわれています。
これから比べても約2倍のサイズのリスクを抱えていることになります。
現在の中国の外貨準備高は3.3兆ドルいわれていますがが、果たして本当に
足りるのかどうかも疑問視されはじめています。
ジョージソロスやスタンレードラッケンミラーという名だたる相場の神様が
警告を鳴らす理由がわかるような気がします。
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