予想以上に悪化していたドイツの景況指数と世界的なデフレ、それでもユーロは堅調維持。
ZEWの調査による、ドイツの10月の景況指数は、1.9と期待されていた
6.5から大きくかけ離れた期待値となりました。
ZEWはその要因ひとつとして、VOLKSWAGENのスキャンダルが影を
落としたと解説しています。
またドイツ政府は、2015年の成長予想を1.7%にカットしています。
またこの日発表となった、イギリスのCPIも、1960年以来のマイナスの伸び
となり、利上げを見込んでいたイギリスにも、当初の憶測とは真逆の状況に
陥りつつある懸念もあります。
そして、焦点のアメリカの利上げ時期に関しては、昨日、FED ガバナーのTurullo氏
が今年の利上げに否定的な発言をしています。
これで、いままでのところ、FEDメンバーの4人(Brainard氏、Tarull氏、シカゴ総裁の
Evans そしてミネアポリス総裁のKocherlakota氏)が今年の利上げに否定的な見解を
出しています。
そのうち2人がガバナーということを考えると、果たしてイエレンは今年の利上げを
実施できるのか、懐疑的な見方が広がっています。
にもかかわらずユーロは小動きながら堅調さ維持、昨日指摘した支持線は、現在1.1340
近辺でサポートされています。
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