予想がまったくあてにならない雇用統計、しかし市場はクラッシュでユーロドルは二番底形成

それにしても、雇用統計の事前予想はまっまくあてにならないものです。
結果は雇用者数が２９２Kと予想の２００Kを大きく上回るものでした。
その内容にはスターウォーズ効果とも言われていますが、しかし
市場の反応は全く逆のものとなりました。
ドルは一時的に雇用統計の数字に反応したものの、ドル円では１１８円台から
再び１１７円台の前半に急落、そしてもっとも意外な動きをしたのが
最も金利差に反応しそうなユーロドルが下から大きな突き上げをする
ユーロ買いドル売りの様相を呈した市場となりました。
株安に反応した動きですが、これだけ予想外の好調な雇用統計の数字が
出た後でのこの動きは、ユーロ高ドル売り基調の大きなシグナルとなって
いるのかもしれません。

↑の中長期のユーロドルが示すとおり、ユーロドルは二番底を形成して
いるように見えます。
二つ目の下値でのレンジが上にブレイクしはじめると、ユーロのショートカバー
本格的になるようにも見えます。
今回のポジティブサプライズの雇用統計の結果にもかかわらず、このチャートの
フォーメーションを築きつつあることは、今後の展開を示唆しているように思われます。
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