中間選挙最新世論調査結果から見るその後の為替ドル円の見通しは!?
いよいよ重要な中間選挙が本日に迫ってきました。
火曜日中間選挙前の最終日、2つの新たな世論調査が
発表されました。それは、ワシントンポストとABCニュース
ですが、多くの有権者は、民主党に下院の過半数を握って
欲しいと思っていることが判明しました。
民主党の下院勝利は織り込み済?
しかしながら、この2つの世論調査によると、有権者は、
トランプ大統領の下でこの国の経済が好調であることに
満足しているようです。そして、ワシントンポストによると、
中間選挙は通常、現大統領を評価する国民投票であり、
経済状況が大きく反映される傾向にあると述べています。
ということで、民主党が有利であるとずっと言われ続けられて
いるなか、最近では、共和党が猛追しているといのが
ここ最近のマーケットのコンセンサスになっています。
重要なポイントは
中間選挙前日の上の両世論調査とも、有権者が共和党民主党候補
より民主党下院候補を50%対43%で支持していることが判明して
います。
しかしながら、ワシントンポストとABCニュースの調査によると
トランプが移民問題を重要視し、共和党員を動員させているため、
この3週間で、共和党員のこの問題に対する興味は、14%から21%
に上昇しています。一方民主党支持者では、この問題に対する興味は、
23%から11%に下落しています。
この火曜日の中間選挙は、両党有権者の間で過去に例を見ない
ほどの関心を集めています。すなわち有権者の80%、広範登録有権者の70%
が、今回の中間選挙に興味を示しています。これは、2006年から有権者の
趣向に対する調査を始めて以来、最も注目を集めている中間選挙
であると言えます。
中間選挙のドル円の反応は
現在ドル円市場で織り込まれているとは、議会でねじれ現象
が起こるです。しかし、そのねじれ現象からトランプが
どのような行動を起こすかは、市場にはまだ織り込まれ
ていないようです。
下院の過半数を取られて、トランプが取る方向は、議会の
承認のいらない政策、すなわち外交政策により自分らしさ
を出そうとすることだと思います。
ということは、対米黒字国に対して、より圧力を
加えることです。
トランプは、間違いなく、次の大統領を狙っており
そのためには、なりふり構わずやってくる可能性が
あります。
現在ドル円市場は、潜在的なポジションを含めて
ドル高円安のポジションが圧倒的に占めていると
思います。金利差も含めて、ドル買いポジション
をとっていたほうが、金利差のメリットも享受できる
からです。
しかし、トランプfpがさらに貿易問題で圧力をかけて
きた場合、為替市場の介入もその手段のひとつに
なる可能性があります。
ドル円での円高リスクは、民主党が議会で過半数
を取ったほうが、円高圧力が強まると予想します。