中国PBOCは人民元安誘導?中国の資本流出がとまらない
週末を挟んで人民元は、大きく人民元安と
なっています。
人民銀行が対ドルの基準値をいきなり6.7098
に設定し、ドル高人民元安を誘導している
ようです。
これは、人民元の6年ぶりの安値水準となります。
中国からの資本流出が加速
8月の公式統計では、元決済を通して277億ドル
流出しています。
この流出額は、5年間の月平均が44億ドルであるという
ことを考えるとかなりの流出額ということになります。
この背景には、企業の人民元安懸念を強くもっており、
為替規制のある中国では、人民元のまま海外に資金を
移しているようです。
今月からIMFの通貨バスケットに入った人民元は、
ここぞとばかり、人民元安誘導を始めたのかもしれません。
この人民元安がドル円や株式市場にどう影響してくるのか
注意が必要です。