中国当局は証券会社への「ゼロ・トレランス」政策で風水分析を取り締まりについて
北京は中国の金融市場緩和についてコミットしたにもかかわらず、
ロイターは最近、同国トップの証券規制当局が、風水(古代中国の伝統)を
使って顧客向けのメモに株式市場の動向を予測する証券会社に対する
取り締まりを開始したと報じました。
中国のゼロ・トレランス政策発表
ロイターは、中国証券報の地元メディアの報道を引用し、中国証券監督管理委員会が
最近、証券会社が風水を使用して推奨銘柄を正当化することを禁止する
「ゼロ・トレランス」政策を発表したことを明らかにした。
取り締まりの一環として、風水の手法を市場予測や投資アドバイスに取り入れた
一部のブローカーを処罰している。風水とは、天干地支、陰陽五行
などのことです。
元のレポートには証券会社の名前はなく、詳細もあまり書かれていないようです。
国盛証券や精品証券など、中国の証券会社の中には、風水の要素を取り入れた
レポートを発表し、昨年、証監会から警告書を受け取ったところもあるようです。
しかし、CSRCは中国市場の「安定」を強制するために多大な圧力を
受けているが、これらのテクニックが、アメリカのアナリストが
(例えばテクニカル分析など)顧客に取引を勧めるために使っている
ものよりもずっと悪いとは考えにくいようです。
まとめ
中国は、金融の緩和政策をとっていますが、一方で規制取り締まりの強化
をはかっているようです。風水による分析は、ある意味統計的な分析の
ひとつであると個人的には思いますが、それでも規制対象となるのは
中国の金融機関にとっては逆風となるように思われます。
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