中国人民元の変動幅を容認する動きと貿易手続き緩和策
中国の7月の製造業PMIが、48.2と1年3ヶ月ぶりの低水準となりました。
こうした中国の根幹たる製造業の不振を憂いてか、中国政府は貿易振興策
を打ち出してきました。
その一つに、現在の人民元上下変動幅2%を広げるという施策もはいっています。
二つ目は、貿易関連の手数料規制の撤廃、三つ目は、外国貿易の効率性を高める
ため、煩雑な手続きをなくすことです。
人民元安なることは、中国の輸出にとっては、好材料ですが、中国が狙っている
IMFのバスケット通過への組み入れの思惑にはどう作用するのかは不透明です。
人民元は、これをうけて、6.22台更新ししてきていますが、6.23を超えてくると
チャート上でも、約1年3ヶ月続いたレンジを上抜けする形になります。
まだまだ中国から目が離せないようです。