中国は人民元の中心レート設定メカニズムを変更?トランプの壇上前に為替のポジション軽くなる
中国が人民元の中心レート設定メカニズムを変更
したようです。
中国は中心レートを決定する時にドルの動きに
90%連動していましたが、昨年の11月以降は
その比率が80%に低下しています。
この比率変更によって、ドルが下落した際には
人民元がより大きく上昇する仕組みとなって
います。
トランプを意識した変更?
この設定メカニズムを変更した背景には、
中国からの資本流出懸念ろともに、明らかに
トランプ政権を意識したものと思われます。
正式にトランプ政権が発足する前に人民元安を
食い止めて、印象を変えたいとの意図があるよう
です。
ポジションが軽くなったドル円
同時にドル円もトランプの記者会見を前に週末から
かなりのドルの買い持ち調整が進んだようです。
当面は115.00がキーサポートで、ドル高トレンド
が続くには、ここが維持されるべきポイントだと
思われます。
米株の20,000.米債10年の2.6%というテクニカル的
にも重要な節目の直前にいるので、これらの動きを
注視しながら、ドル円の中期的なスタンスをここからは
決めたほうがよさそうです。