中国の過去最大の債務残高と自家用自動車販売の下落幅
中国に関する懸念材料はいろんな分野で指摘されていますが
いまもっとも懸念されていることは、中国の消費主導に転換できない
国内消費の弱さと大量に膨れあがった債務残高です。
国内景気の象徴ともいえる中国の自家用車の販売額が2016年に
はいって大変な急落を示していることがわかりました。
自家用自動車の販売額が2016年に入って過去に例をみない下落幅となって
います。また自動車の売上に対する在庫率も2008年以来の高水準となって
おり、脆弱さを顕著に示す結果となっています。
そしてもうひとつの問題は、中国のかかえている債務問題です。
中国の債務残高は30兆ドルを超え、GDPの300%から350%に膨れあがって
いるともいわれています。
そこに深刻な問題がよこたわっているのが企業の債務残高です。
企業債務残高も対GDPで150%を超えたといわれています。
そして、利息払いや企業に支払われていない請求のファイナンスにあてている新規ローン
が1.2兆ドルに増えていて、売上落ち込み在庫急増しているなか、自転車操業的な
資金繰りに追い込まれている状況となっていることが懸念されます。
こういった事実がどこまで市場に織り込まれているかどうかわかりませんが、
波乱要素を大きくはらんだ市場として認識したほうがよさそうです。
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