
中国の通貨切り下げがユーロの重石となる理由とは?
今週のユーロ相場はどちらかといえば、小高く推移していたようですが、
週末にかけては、結局は失速気味な引けとなりました。
今週は、中国人民元の切り下げに市場全体も左右され、為替についてはそれにともなった
ドルの動きに他の通貨も左右される展開となったように見えます。
この人民元の切り下げは、ユーロにとって中期的にどう影響してくるのか?ユーロと
中国の貿易の関係をみても、やはりユーロにとっては重石となると思っています。
そのわかりやすい例のひとつにドイルの車メーカの代表であるBMWです。
中国では贅沢車の購入を考えるときに、まず思いつくのがドイルの車です。
その代表がメルセデスとBMWです。
BMWに関しては中国での売り上げの依存度が約22%でフリーキャッシュフローについて
約32%中国に依存しています。
BMWは今週の中国切り下げ発表があって以降、約7%株価を下げていますが、このような
構造はBMWだけでなく、ユーロ圏の輸出品、とくに贅沢品といわれものには、BMWと同じ構造
の中国への依存度が高いということは想像に難しくないです。
現在は、ドルの金利動向、利上げ時期によって為替がふれているようですが、中国の通貨切り下げは
結局はユーロ安に寄与してしまう材料ではないかと思っております。
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