中国の経済指標はほぼ予想どおりの結果
中国 の経済成長率は4-6月(第2四半期)前年同期比7.5%に鈍化しました。
製造業の生産の伸びが鈍化したためで、当局が金融危機のリスクを減らすために
与信拡大を抑制する中、中国経済は一段の成長減速の恐れがあります。
国家統計局が15日発表した4-6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比
7.5%増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト45人の予想 中央値
と一致しました。1-3月(第1四半期)は7.7%増で6月の工業生産が休日の
影響を除いたベースで世界的な金融危機以来の低い伸びにとどまる一方、小売売上高
の伸びは市場予想を上回りました。
数字は減速傾向を示しているものの、ほぼ市場の予想どおりの結果となっており
市場の反応はいまのところ限定的になっているようです。
6月の工業生産 は前年同月比8.9%増。エコノミスト44人の予想中央値は9.1%増。
5月は9.2%増だった。
1-6月の都市部固定資産投資 は前年同期比20.1%増。予想中央値は20.2%増。
1-5月は20.4%増加した。
6月の小売売上高 は前年同月比13.3%増と、5月の12.9%増を上回る伸びで
市場の予想中央値は12.9%増でした。