中国の株価は好調だが実態は資本流出
人民銀統計局が発表した、マネーサプライが3月末時点で前年同月比11.6%プラス
となり、昨年の平均13%、そして政府目標の12%を下回っている結果となりました。
中国のマネーサプライは、人民銀行が、輸出企業の外貨を買い取って、通過供給量
を増やしていましたが、今はその原動力がなくなっています。
しかしこの数ヶ月は、人民銀行がドル売り人民元買い介入を行っているため、資金の
逆流がおこっているというのです。
その額がなんと日本円で5兆円に上る規模だそうです。
この背景には、投機家が中国から資金を引き揚げることによっておこっている現象で
あり、 人民銀行は、準備預金比率を引き下げることによって新規融資の誘導を
おこなって補おうとしていることと、人民元買い介入をすることによって
為替の下落が起きないことを担保しようとしているのが現実態です。
1-3月のGDPが前年同月比で7.0%と落ち込みが顕著になっている中で、中国の
株高が支えている購入者の実態をみると、これを信用していいのか、不安になって
しまいます。
キャンペーン中のFX業者??