並進路線とは?北朝鮮キム・ジョンウンは核開発を放棄するのか?ドル円の反応は?
「並進路線」という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉はよく北朝鮮の政策として聞きます。
今週末、ソウルとワシントンとの首脳会談を前に、 核実験と
大陸間弾道ミサイル発射を中断したと発表した。
しかし、 それは決して沈黙守っている北朝鮮が既存のプログラム
を縮小すること を意味していないと、韓国の専門筋は次々と
語っています。
そこで、今後の北朝鮮の動向で注目される政策が並進路線という
ものです。
今回はこの北朝鮮の並進路線の政策と今キムジョンウンが
語っていることの矛盾について指摘したいと思います。
北朝鮮の並進路線とはなに?
核兵器は北朝鮮の根幹となる重要な要素です。
金正日(キム・ ジョンウン)委員長は、 核兵器開発と
経済成長を並行して追求している並進政策は、 国家を統治する
ためでだけでなく、 過去のICBMテストを記念するために核
実験場に記念碑を建てるほどの北朝鮮の象徴となるような
政策です。
並進路線というのは、核開発を国の根幹産業として
国内経済も発展させようとする政策です。
並進路線との矛盾
北朝鮮の与党労働党幹部の本会議に続き、 国営の中央報道庁
が報じた国の週末の声明では、 主要な核実験場の閉鎖を示唆
してしています。
しかし、 核実験やミサイル発射の中止やサイトの解体を
することは、 現在の北朝鮮がもっている核能力やハードウェア
を後退させることを保証していないと 、北京に本拠を置く
政策シンクタンクは指摘しています。
北朝鮮が複数の国連安全保障理事会決議で禁止されている
行為を控 えたとしても、 それは既に達成されている核能力を
放棄することを意味するもので はない、と韓国、中国の専門家
は指摘しているのです。
北朝鮮が核開発を放棄するニュースは、5月か6月にキムジョンウンに
会う予定のトランプ大統領が、北朝鮮が「非核化」 に同意したことを
Twitterで公表したものです。一方で朝鮮中央通信社の声明では、
これは、トランプ・ キム首脳会議での交渉を複雑にしている主な
要因の一つとなっています。米国の場合、 この声明は北朝鮮が核兵器
を放棄していることを意味していますが、 北朝鮮は、 米国の軍事的
プレゼンスの終了などの条件が満たされた場合に限り 、核兵器放棄に
同意する可能性があることを意味しているのです。
米国当局が韓半島の完全な非核化を要求すれば、 北朝鮮人は単に会合の
席から去るであろう、と指摘しています。
キムジョンウン政権は、 ウクライナとリビアと同じ道を
たどることを恐れているようです。
「北朝鮮は、 核や大量破壊兵器の抑止力を喪失した国々に
何が起こったのかを見 て、抑止力を犠牲にするとともに
核開発放棄声明はキムジョンウンの2段階の核戦略の一部に
過ぎず、第1段階では、経済制裁や政治的孤立にかかわらず、
既存の核能力を維持し、 それに基づいて国際社会との安定した
関係を築くことを目指してい るようです。
最近の交渉の進展は歴史が繰り返すそれ自体もう一つのケースにすぎず
金総書記の息子である金正日(キム・ジョンイル)総書記は、
と繰り返しの嘘をついた時と同じことが起きているとの見方が
大半を占めています。
交渉が決裂した時のドル円反応予想は
ということで、北朝鮮政権が並進路線を放棄しないかぎり
いくら、会談が開かれたとしてもアメリカとの間では決裂
してしまう、リスクがまだかなりあるとおもわれます。
その時のドル円の反応予想は、再び円高に触れていく
と予想します。
ここ数ヶ月、北朝鮮問題を楽観視しすぎていた反動が
リスクオフの時に起きる円買いドル安の動きとなると
予想します。