
リチャード・コードレイ氏(CFPB)のWiki的経歴と実績とFRB銀行監督担当副議長候補の背景は
ブルームバーグの記事によると、 バイデン米大統領は
連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督担当の副議長に
リチャード・コードレイ氏の起用を検討している模様と
ダウ・ジョーンズ通信が報じています。
そこで今回はこのリチャード・コードレイ氏の経歴と
FRB副議長について調べてみました。
リチャード・コードレイ氏のWiki的経歴は
リチャード・コードレイ氏は、1959年5月3日 生まれの
はアメリカ合衆国の政治家です。
コードレイ氏はオハイオ州グローヴ・シティ生まれで
1991年よりオハイオ州第33区選出の議員として州下院議員に当選して政界入りし、
以降はオハイオ州訟務長官、フランクリン郡財務官、
オハイオ州財務官、オハイオ州検事総長など要職を
歴任しました。
2011年7月21日に発足するアメリカ合衆国消費者金融保護局
の初代長官に任命されるも議会の承認が得られず、2012年1月4日、
バラク・オバマ大統領による休会任命により就任しました。
2013年1月、オバマ大統領より、アメリカ合衆国消費者金融保護局長官に
再指名されました。
コードレイ氏のCFPBでの実績は
CFPBでは、これまで規制の対象外であった金融業界の一角である
消費者金融の監視に「大きな変化」をもたらしました。
CFPBは、住宅ローンの引受基準を厳格化し、
クレジットカードの金利や手数料に関する情報開示を義務づけ、
給料日前の金融業者に対する連邦政府の監督を導入しました。
コードレイ氏がFRB副議長候補の背景
監督担当の新副議長になった人は、自分のアイデアをFRB理事会全体に
売り込む必要があります。以前にウォーレン氏が自己資本比率の
引き上げなどの具体的な政策案を持ち出すと、
パウエル議長はより非協力的な態度をとった経緯があります。
ウォーレン氏は質問を終える前に、次の監督担当副議長が
誰であろうと、アメリカ最大の銀行への規制を
緩和することを期待していると主張しています。
ホワイトハウスにとっては、消費者金融の規制(クレジットカードの金利に対する苦情)と、
銀行持株会社やシャドーバンク、ヘッジファンドの規制は、ほぼ同じ
意味を持つようです。ウォールストリートジャーナルは、バイデン大統領が、
消費者金融保護局の初代局長で、エリザベス・ウォーレン氏の
長年の信奉者であるリチャード・コードレイ氏を、
FRBの銀行規制のトップに据えることを検討していると、
関係者の話として報じている背景です。
WSJは、ウォーレンをはじめとする進歩主義者たちが、バイデンにコードレイ氏
を指名するよう静かに働きかけていたことも伝えています。
まとめ
バイデン大統領は、FRBの議長をはじめとする人事
をかためつつありますが、実際に影響を及ぼす規制当局
の人事がどうなるか注目です。