リスボン条約50条発動には議会承認必要で今後のポンドの展開は?
昨晩はポンドが一転して急騰、英国裁判所が
リスボン条約発動には、議会採決必要との
判断が下り、brexitが先延ばし、あるいはもしか
したら議会では、EU離脱が議会では否決されるのでは
という憶測も出始めています。
政府は最高裁に上訴する意向を表明していますが、
12月5日以降に審理は始まり、当初予定していた
来年3月までに、条約を発動して手続きを進める
メイ首相の計画は崩れてきたようです。
今後もポンドには好材料?
議会では、EU離脱反対派が多いことから、
裁判所の決定は、もしかしたら、brixitも
キャンセルされるという期待感がポンドに
流れ始めたと言えます。
その意味では、昨日のポンドの急上昇に
よって、とうめんの底値はうったように
見えます。
政府は離脱手続きを開始するかまえ
何れにしても、政府は、最高裁に提訴し離脱手続き
を開始するリスボン条約の発動に向かっており、
brexitがただ長引くだけだという見方もあります。
それを考えると、ポンド安の流れの底流は変わらない
と思われ、今後の展開として、ポンドは12月の最高裁
の決定までは、レンジ的な動きとなることが予想され
ます。
今回の上昇によるポンドの上値の目処は1.27近辺の
50日線あたりとみています。