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リスク・リバーサルの意味とスキューとの違いと関連性は?

現状の為替市場が不安定な状況にシフトしているように見えます。

ファンダメンタルズ的には、米中貿易戦争が発端となっているようですが

その影響が市場のセンチメントを大幅に変えているようです。

その市場参加者のセンチメントの状況を把握するひとつの現象

としてリスク・リバーサルという現象があります。

そこで今回はリスク・リバーサルについて、そしてそれに近い意味

で使われるスキューについて紹介してみたいと思います。

リスク・リバーサルとは

リスクリバーサルとは、主に通貨オプションや株式オプションの

市場で使われています。

オプションを価格を決定する際において、満期期日、想定元本、デルタが同じ

で、現状価格よりも離れたストライクプライスのコールとプットを反対売買する

取引のことをいいます。この二つのオプション価格は理論的にはほぼ同じ

になるはずですが、そこに歪みが生じるときにオプション市場での相場観を

反映するといわれます。

リスクリバーサルとは為替市場の中でも大多数のユーザーがオプション市場の需給

からこれらの市場参加者のリスク認識がどちらかを見ているかを知る手法です。

オプション取引では、期間、デルタ等の条件が同じであれば理屈上はコール

もプットも同じオプション料になるはずです。

しかし、実際の市場ではこれは同額になりません。それは、参加者の需給が同じではない

ということになるのです。

リスク・リバーサルでなにがわかるのか?

例えば、ドルが下がるというリスク認識を持っている人が多ければ

下がったときに一定の価格で売ることができるプットオプションの方を

みんなが欲しがることになり、プットオプションのほうの値段が高く

なるのです。この価格差の比率がいわゆるリスクリバーサルです。

一般的にはコールのインプライドボラティリティからプットの

インプライドボラティリティを引いたものの比率をリスクリバーサルと呼びます。

なぜかといえば、オプション価格を計算する際に、ボラティリティが

重要要素となるからです。

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                    (チャート:SBI証券より)

リスク・リバーサルの例は

今、先物レートが105円の時に同じデルタのアウトオブマネーの

110円のコールオプションが7円、100円のプットオプションが

8円だとします。

これを同時に購入すると1円が手元に帰ってきます。

そしてこのオプションは行使日のレートが

もし満期にドル円が100円から110円の時には何もおきないので

最初の1円が手元に残ります。

もしその時のドル円が100円以下だとプットオプションが行使されて、

どんなに為替レートが下がっても100円で相手からドルを買わなければ

ならないので、これのネットのP/Lは損失が発生します。

110円以上だとオプション料の他に110円で買う権利を行使してそのときの

レートに市場で売ることができますので(オプション料以外にも)利益が出ます。

つまり、自分が利益を得られるのは大多数の市場参加者がリスクがあると思って

いる方向に動いた場合に損失が出る取引です。

逆に大多数の市場参加者がドル高円安に動くと思っている場合には

上記の例でコールオプションの値段のほうが高くなります。

スキューとはなに?

この言葉が世に出てきたきっかけは、あのブラックスワンの本が

話題になったときからです。

ブラックスワンとは、白鳥のなかに黒い白鳥という、えらい稀な

ケースが起きることについて書かれた本で、リーマンショック時

に話題になりました。

そしてスキュー指数とは米シカゴ・オプション取引所(CBOE)が

算出する市場のゆがみ(skew=スキュー)を数値化した指数です。

S&P500指数を対象とするオプション取引で、コールに対するプットの

需要の強さを表します。オプション市場で将来の大きな価格変動に

備える取引が増えると上昇します。

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すなわち、市場で想定外の事象を意味するブラックスワン(黒い白鳥)が

出現する可能性を示唆する指標なのです。

リスク・リバーサルとスキューとの関連性は

どちらとも、本来であればオプション価格が同じとなるはずのプットとコール

のオプション価格に歪みがおきることです。

これは、それぞれのオプションの需要の違うことによって生まれる

ものであり、その歪みすなわちスキューが大きければ大きいほど、

その方向に対する恐怖が強いということです。

一般に株式市場では、暴落リスクが恐怖となるので、プットの買い需要

が大きくなり、歪みが大きくなると、スキュー指数が大きく100

を上回る現象がおきるということです。

まとめ

リスク・リバーサルとスキューの関連性は、どちらの

オプション関連取引からはじき出されています。

市場参加者のセンチメントが歪んでいることを表す

指標であることがどちらともいえると思いますが、そのことが

将来的に正しいとは言えないことが肝です。

ようするに、これらの指標を使う際には、こうした

リスクリバーサルが出現しているときに、それとは違った方向性

のポジションを持つことに収益チャンスが生まれるという

皮肉なことも言えます。

どちらも市場のセンチメントの偏りを見るうえで有効な

数値のひとつであることが言えます。

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