ラッセル2000指数とダウ輸送株が示唆している株式市場急落の前兆のサインとは?
8月もすでに後半になろうとしていますが、今月になって
株式市場の動きも怪しくなっていると警告しているアナリスト
もいます。
そのサインとなっているのが以下に示す、ラッセル2000と
ダウ輸送株の動きが株式全体の動きと乖離しはじめている
ことです。そして金価格の上昇、そしてトランプ政策の実行
不能といった要因があります。
ラッセル2000が下降トレンドに入った
小型株を代表する2000が、先週,市場注目点とされている
200日移動平均を、2016年6月2日以来、
下回りました。200日移動平均は、
長期のトレンドの分岐点として重要な指標としてみられています。
また、小型株の動向ついても経済の強さを反映するもので
ラッセル2000との間で乖離が生じていることは、
サインとなっています。
DAXとの相関関係の崩れ
最近S&P500とDAXとの間での相関関係が崩れてきている。
動きから、
が起きている時は、いずれspにも大きな下落調整がくるシグナル
となりやすいと過去のデータは示しています。
VIX指数は低位安定していたが、ここ最近、じわりと上昇し始め
200日移動平均を上回ってきている。
株価の動きにとってはネガティブとなる。なぜならば恐怖指数は
株価上昇と逆になりやすいからです。
金価格の上昇基調
金価格が大統領選挙以降始めて1300ドルを上回ってきた。
金価格は、短期も長期の移動平均を上回るトレンドの強さ
を示している。
ダウ輸送関連平均がトレンド割れ
航空、鉄道、そして運送業者を代表するダウジョーンズの
輸送関連株平均が下落に転じ、ダウ工業株平均との乖離が
顕著になっている。これは市場全体の弱さを示唆するもので
市場が拡大している時にはそれに関連する運送、輸送関連は通常は
比例して強いはずであるが、乖離が生じてている時は、市場が転換
し、下落シグナルとみられている。
ヒンデンブルクオーメンの出現
多くの株式が、
と52週安値更新銘柄の数がともにその日の値上がり・値下がり
銘柄合計数の2.2%以上となっています。
あるテクニカル分析によると、これは悪い前兆で、株式市場が
特定の限られた個別株の上昇よって支えられていることを
示唆しているからである。
トランプ アジェンダ
おそらく株価下落の最も重要なシグナルであるのが、
である。
さしていることだけでなく、
危険に晒されている。政策実行のためのトランプ大統領の能力に
疑念が持たれはじめています。
まとめ
以上の兆候が出始めると株式急落の兆候となりやすいのが過去の
データから言えます。
これらのサインが出ていることは、為替市場でもリスクオフの
影響から円高になりやすい地合いにあると言ってもよさそう
です。