ユーロ圏とIMFの間でギリシャ向け103億ユーロ合意を受けて
これからくる政治日程の中で、最初の難関であった
ギリシャ向け債務軽減について、ユーロ圏とIMFのあいだで
折り合いがつきました。
103億ユーロの追加融資を実行することで合意に至ったことと
3210億ユーロ上るギリシャ債務負担軽減に向け措置講じる
ことでも一致しました。
この話は、週末にギリシャ議会ですでに通過していたことで、
さらなるインパクトを与える材料にはなっていませんが、
当面の危機回避という意味ではポジティブなニュースです。
IMFのプログラム参加については、ユーログループの債務減免が
前提となっておりそこの結論は金利マージンの放棄などでユーログループ
が譲歩したようです。
これによるユーロの動きは限定的で、今はアメリカの利上げ観測で
ユーロ安ドル高の圧力がかかっています。