ユーロドルは長期サポートを下割れしたのか?20日のECB理事会を前にして着実に下値を切り下げている
ユーロドルの下落基調が鮮明になってきました。
テクニカル的にも、2015年の12月から続いてきた
レンジのサポートを、今回の1.10割で、下割れ
した可能性があります。
ユーロドルは、2014年に1.05を一時的に割ったあとから
今迄ずっとレンジ相場が続いています。
別の言い方をすれば、かなりエネルギーがたまって
いるということです。
次のユーロドルのターゲットは
次の下値ターゲットとしては、2014年安値1.0500を
目指す展開となることを予想しています。
そこで、目先の大きな材料となるECBの政策決定会合
の行方が相場を動かしそうです。
ドイツ国債を中心に今月にlはいってからの、ECBによる
量的緩和の縮小観測にょって、大きく金利が上昇したことに
より、ユーロドルのマーケットもユーロ売りポジションを
持つことを警戒していたようにも見えました。
20日のECB理事会の見通しは
今週のECB理事会では、何も変更がないことが予想
されています。
一部には、テクニカル的に、キャピタル・キーといわれる
ECBへの資本割合によって債券購入額が決まる枠を
取っ払う観測がながれていましたが、ドイツは来年選挙を
ひかえているだけにこの変更には難色を示しており、
来週のECB理事会でも変更は難しそうです。
そこで持ち上がっているのが、中銀預金金利を下回る金利でも
買い入れ可能にする案、あるいは、特定債券の買い入れ上限を
現行の33%から50%に向けて引き上げる案も模索されているよう
です。
いずれにしても、ドラギ総裁が、今あるテーパリング観測を
払拭する会見を行えば、ユーロドルは、チャートどおり
の展開になることを予想しています。