ユーロドルは金融政策の見込みに反応する展開のなかで今週の注目材料は。
FOMC議事録でアメリカの利上げが先送りされるのではないかという
観測が強まり、株式市場は堅調に推移、そして為替ではドルが週末にかけて
売られる展開でした。とくにユーロドルは一か月ぶりの高値を付けての週の引けと
なり、ユーロのショートカバーをさそっているようです。
先週指摘したテクニカル的なキーサポート、1.11近辺の三角持合いの指示線は
結果的に維持され、逆に上の抵抗線を抜けてきているように見えます。
一服感の強いなかでの今週の注目材料というと、
水曜日の米国の小売売上高、木曜日の米国のCPIそして火曜日にドイツZEWの景況感指数の
発表があります。
小売売上高は6か月続けて上昇を維持しており、9月は0.2%の上昇がコンセンサスとなって
います。一方でCPIはエネルギー価格の下落を反映して、前月比ー0.2%、前年同月比でー0.1%
がコンセンサスです。
火曜日発表されるドイツのZEW景況感指数は先週発表された9月の期待指数が8月の25から
12.1の下落を示しました。9月のZEW景況指数は6.0への下落がコンセンサスとなっています。
水曜日に発表されるイギリスの失業率は5.5%の予想、賃金上昇はボーナスを除いて、7月の
2.9%の上昇から3.1%の上昇が見込まれています。
経済指標では、米国、英国の好調さが対ユーロに比べて変わらず目立っていますが、市場の動きは
それを織り込んだ前提での動きとなっており、ユーロは、引き続きショートカバーになりやすい相場が
続くと思われます。
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