ユーロもやはりこれ待ちとなる相場~今年最も注目される9月のFOMC
ユーロの堅調地合いが維持されています。ユーロドルはじわりと1.13台に突入
しています。ユーロ買のひとつの要因となっていたリスク・オフの動きがくすぶっている
ものの、週末にかけては調整に終始した相場展開でした。
その背景のひとつにやはり来週の米国のFOMCがあげられると思います。
上のグラフはFOMCメンバーの将来のFF金利の予想レートを示したドットグラフです。
これは前回6月のFOMCで公開されましたが、今回の9月の市場の予想では、さらに低下した
ドットチャートになることが予想されています。
9月の利上げの可能性もかなり弱まった現状も反映されているようです。
やはり、8月以降の市場は一転してまったとの懸念がこの結果をもたらしていますが、
ここ最近のユーロの展開も、こうした状況を反映して、ユーロの弱いファンダメンタルズ
があるにも関わらず、現在の相場は、燻る世界的なリスク・オフを懸念したユーロの買戻し圧力が
依然として強い状況を示唆した相場を想定しています。
仮に今月のFOMCで利上げを決定したとしても、それにともなうユーロ売りドル買は一時的で
その後はユーロの買戻しがまたはいってくるのではないかと予想します。
その理由として、やはり利上げ決行した場合の世界的な株式相場の影響は、今の不安定さに
さらに油を注ぐような展開になりかねないと思うからです。
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