ユーロは1日にして元の鞘~気になる止まらない原油安
ユーロドルのショートカバーは、かなり大きかったものの、
結局は長くは続かなかったと思わせる昨日のユーロドル相場でした。
1.10台を付けてから、一夜にして、1.0615まで戻るという
なんとも激しい動きに今回のFOMCは、つかわれたようです。
このユーロ安のトレンドが変わらないひとつの背景として、
原油価格の動きも気になるところです。
前回も指摘したように、原油相場は、1月につけた最安値44.4
が維持されるのかどうかも、今後のユーロドルの方向性をみるうえで
大事であると思っております。
チャート上でここ半年のユーロと原油相場の相関性が非常に高いから
です。
テクニカル的には、原油価格の週の引け値が、ここを下回るかどうか
注目しています。
昨日は、クエート石油相がOPECは原油安対策のために、臨時会議を
開催する意図はないと、述べています。
原油の在庫の水準の高さを考えると、まだまだ原油相場の下値リスクの
ほうが高いように思われます。
目先のユーロドルに関しては、昨日つけた安値1.0615近辺は、
3月16につけた安値の1.0460からのコレクション相場のサポートライン
にあたるところであり、この昨日の安値近辺のサポートが維持されかどうか
を注視したいと思います。
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