ユーロのパリティ(1.000)の声が強まり始めた~今日から国債買入開始
全く真逆の金融政策をとろうとしている、ユーロとドル。
ユーロは、本日から、ユーロにとっては未曾有の国債買入が
開始され、一方でドルは、先週末の雇用統計を受けて、6月にでも
利上げが開始される観測が強まっています。
ユーロからいえば、月600億ユーロの国債買入を行う予定ですが、
その国債の約4分の1にあたる国債がすでにマイナス金利となっている
異常事態です。
そこから、1年以上もかけて、ドイツに関していえば、年ネットの発行量
の何倍にもあたる額の国債を購入するというプログラムで金利がどこまで
下がるのか。予想ではそのうちEGBsを約400億ユーロ、SSAs(政府系機関債)
を100億ユーロ購入とされていますが、十分な国債が確保できるのか、といった
懸念があるくらいです。
一方でドルに関しては、今月のFOMCで、”忍耐強く”の文言は外される公算が
強くなってきており、6月以降の利上げを織り込もうとしています。
この真逆の環境下、ユーロドルの下落、パリティに向けての見通しが強く
なってきました。
この真逆の大きな金利差がある限りは、ユーロの戻りは限定的となる見方が
大勢を占め始めています。
また、ここ最近の上値の重い原油価格の動きも気になるところです。
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