ユーロが1月の安値更新~次のターゲットは?
ユーロが、本日のECB理事会、明日の米雇用統計発表を前に
あっさりと、1月につけた安値を下回り、昨日も海外では、
1.1062の安値をつけています。
一般的には、こうした重要イベントの前には、様子見の相場となるの
ですが、ユーロは静かに下落を続けている感じがあります。
テクニカル的には、やはり1ヶ月以上続いた三角保ち合いが下抜け
してからは、ゆっくりと下方チャンネルを形成しているように
みえます。
ユーロ圏の経済指標は、昨日は、2月サービス業PMIが発表されましたが
53.7と前月の52.7から上昇しています。しかし、アメリカの経済状況の
好調さの方を重要視するながれなのか、ドル高基調、ユーロ安基調の
流れはしっかりしているように見えます。
ユーロで気になるのは、ユーロが対ドルだけでなく、他の通過に対しても
下落基調をはじめているところです。
本日のECB理事会、詳細に対する失望から、多少調整局面があったとしても
大枠の量的緩和の額に変わりわなく、ユーロの上値は引き続き重いと
予想しています。
ヒストリカルでいえば、この1.11近辺は、2000年の最安値0.8305と
2008年の高値1.6000の3分の2戻しにあたるところで、ここも引け値
ベースで下回ってくると、次は、76.4%戻しの1.0000のパリティに
向けてという見方が強まりそうです。
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