ユーロが下がらなくなった理由
ユーロにまつわる不透明感はいまだ漂ったままにも関わらず
最近のユーロは堅調さを維持しています。
その一つの理由として、ドイツの企業景況指数が好転していることが言えます。
昨日発表になったIfo研究所の4月の景況指数は、108.6と昨年6月以来の
高さとなっています。とくに製造業に関連した数字は好調さを維持している結果と
なっています。しかし一方で、金融機関や機関投資家を対象としたZEWが発表した
景気先行指数では、低下しはじめており、またマークイットが発表している総合景況指数
も先月から低下しはじめており、一筋縄ではない結果が示されています。
では、なぜここにきてユーロが下がらなくなったのか?
そのおおきな要因のひとつ↓の先物の投機筋がもっているポジション推移にあるようです。
見ての通り、ユーロのショートポジションが堆積しています。
AUDなどもショートですが、こちらは、先週からショートポジションが減少しており、投機筋
が手じまいを始めていることがうかがえます。
ここ最近の原油の動き、または先週の鉄鉱石の上昇の動きを見ると、以前とは違った要因が
出始めていると警戒するのも無理はないように思われます。
こうした背景から考えると、まだしばらくユーロは下がりにくい状況が続くと予想します。
キャンペーン中のFX業者↓