モメンタム戦略はFXで機能しているのか?今後おすすめの戦略は?
今年の為替市場ではモメンタムやキャリー、バリュー戦略の
リターンが低迷しています。
トレーダーの一部はこうした戦略を棚上げしてイベントドリブン
やニッチ分野のポジションを選好しているようです。
今年FXでモメンタム戦略が機能しない理由は
今年モメンタム戦略が機能していない理由として、
世界の成長見通しや貿易摩擦、政治混乱への不安から
今年の為替市場は厳しい状況で、投資家は特にドルの
動きに振り回されていることが要因です。
ドルが昨年の8.5%下落を踏まえた弱気なコンセンサス
とは裏腹に、ここ最近ドルは3カ月連続で上昇しました。
要するに、トレンド的なモメンタムが中長期では形成
されていないのです。
こういった状態のマーケットのことを、トレーダー主導
の市場といいます。その反対に位置するのが為替スタイル主導型
のマーケットです。
為替スタイル主導型の投資では、中長期のポジション維持や
バリュー投資そしてモメンタム戦略のようなある一定法則に
したがうトレードが機能しやすいです。
しかし、この半年間については、この戦略は
うまくいっていないようです。
トレーダー主導のマーケットというのは、
トレーダーによる短期取引によって動かされるマーケット
で、動きが読めない展開のマーケットを一般的に
示します。
現時点で調子のいい戦略は
為替モメンタム戦略のリターンは今年はこれまでに
マイナス約5%。昨年はマイナス2%でした。
キャリートレードのリターンは昨年のマイナス1%に続き、
今年もマイナス1.3%となっている。
昨年のリターンがプラス1%だったバリュエーションは、
今年ここまで横ばいでした。
要するに、これらの中期的なFX戦術は、今年の現状までは
当てはまっていなかったのです。
取引は、より厳密な目標とストップを伴う比較的短期で
戦術的なものに変わってきており、今調子のいいヘッジファンド
やファストマネー型の短期トレーダーは、ドルの強気に
シフトしながら、ドルの買い持ちのポジションを
細かく利食う戦術をとっています。
これが、ここ半年間の利益の出ているトレーディング
手法です。
まとめ〜それでは今後おすすめの戦略は
ドル円は、テクニカル的は、数年かけて、逆ヘッドアンドショルダー
という調整相場によくあるフォーメーションを形成して
いました。それがここにきて、重要な抵抗線であるネックライン
を上抜け、すなわち中長期においても、ドル高に転じようと
しているフォーメーションです。
背景としては、ドルの利上げは継続し、円については
このままズルズル量的緩和から抜けられない状況に陥って
います。中長期的に考えても、また上記のテクニカル的に
チャートポイントを上抜けしようとしている状況を
考えても、モメンタム戦略が復活するときが近いのではない
かと個人的には思います。
ドル円でキャリーしながらスワップポイントを得る上でも
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