マーク・ファーバーのWiki的経歴と2024年金融市場の見通しは!
マーク・ファーバーのWiki的経歴
名前:マーク・ファーバー
出身:スイス連邦 チューリッヒ
生年月日:1946年2月28日
ファーバー氏は、チューリッヒ生まれで、チューリッヒ大学では
経済学を専攻し、24歳でPh.Dの学位を取得しています。
1970年代にはWhite Weld & Company Limitedに勤務した後、
Drexel Burnham Lambertの香港の社長(Managing Director)
を務めた。その後ににMarc Faber Limitedを設立し
Marc Faber Limitedでは投資アドバイスだけでなく、
富裕層向けに資産運用を実施しています。
Gloom Boom Doomのニュースレターや逆張りの投資戦略で知られています。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/マーク・ファーバー
マーク・ファーバー氏の投資戦略はl
ファーバー氏は、今後6か月は金利は低下する
だろうが、20-30年の長期トレンドはインフレ加速、
金利上昇だろう、とみています。
短期トレンドと長期トレンドは分けて考えないといけない、
としています。
7短期で景気悪化による金利低下、長期でインフレと
金利の上昇となるシナリオを考えているようです。
ファーバー氏は、1970年以降の50年間で物価が約10倍、
金価格が約57倍(35ドルから2,000ドル)になった点を示し、
金が優れた価値の保存手段だと主張しています。
マークファーバー氏は貴金属への投資について2つの
点について注目しています。
・中央銀行の機能は貨幣の印刷であり、金をはじめ
貴金属は長期でよい投資になる。
・鉱山株と貴金属の現物を比べると、今は鉱山株の方が割安。
貴金属を奨めながらも、それ一辺倒というわけではないようで
ファーバー氏は以前から、不動産、株式、債券・現金、貴金属
に約1/4ずつ投資してきた。
世界の経済・市場の力関係が変化し、軍事を含めて分断が深まっている。
以前よりいっそう地理的分散が重要になっているという。
「(過去と)異なる世界に生きていることを理解しないといけない。
投資家に分散が必要というのは、いくらか新興の
新世界にも投資するということだ。」
ファーバー氏は、仮に第3次世界大戦が始まる場合、
最も影響が少ないのはラテンアメリカとの見方を紹介している。
ファーバー氏の2024年見通しは
マークファーバー氏は、来年以下のようにみています。
資産市場: 企業利益が停滞し好ましくない状況に。
ドル: 低下。2022年10月がピークと考えている。
貴金属: 上昇。
債券: 一時上昇。
新興国市場: 対先進国で1973年以来の安さ。
こうみると、ファーバー氏は、特に貴金属について
ポジティブにみているようです。
まとめ
今回は、マークファーバー氏について、そして彼の
来年の見通しについて紹介しました。
基本的にファーバー氏は、分散投資を推奨している
ようで、理屈に当てはまらない、新時代のリスクも
想定しているようです。
S&P GSCIとは?世界的コモディティ価格動向とその見通しが暗い背景は