ポーランドの政権与党「法と正義」がトランプ訪問を喜ぶ理由とは
今週話題になっているのは、トランプ大統領のG20
への出席ですが、その前に行われるポーランド訪問にも
注目が集まっています。
超右派政権のポーランド
ポーランドの政権与党「法と正義」は、トランプ米大統領の
同国訪問を大歓迎するつもりのようです。6日には多くの同僚議員
と同様、自身の選挙区の住民を乗せた複数のバスを首都ワルシャワ
に送り込むそうです。
トランプ氏はワルシャワの広場で演説を行う予定になっています。
なぜポーランドはトランプ大歓迎なのか
ポーランド政権がトランプ氏を歓迎する背景には、
トランプ氏が欧州の勢力図を一変させる可能性があるとの
認識が欧州大陸に広がっていることがあります。
今、ポーランドをはじめ各国で台頭したナショナリスト政権は、
トランプ氏が自分たちにイデオロギー的な親近感を持ち、反EUや
反ドイツ的な姿勢を後押しすると期待を寄せるようになって
います。
保守政党「法と正義」が2015年に政権を奪取したポーランドは、
EUや西欧諸国との対立を深めています。
ドイツの複数の政治家からは、ポーランドは難民を受け入れず、
報道の自由を抑圧していると糾弾する声が聞かれています。
果たしてポーランド民衆の反応はどうか?
トランプ氏は,ワルシャワでの演説を予定していますが
そこには政府与党が揃えた民衆が参加し、盛り上げる
可能性が高いですが、世界的な世論にも逆風が吹いている
トランプ氏に対して、ポーランドだけは別なのか、今後の
ユーロ圏を占ううえでも重要なイベントになりそうです。