ポンドドル相場の2018年の見通しは意外な方向にすすむと予想!
2018年も始まってもうすでに1か月が過ぎ、2月の半ばへと
突入していますが、ポンドドル相場は不穏な兆候が見え始めて
いるようにも見えます。
スーパーサーズデーを好感しないポンドドル
イングランド銀行は先週の木曜日8日
に、今年初めて開催した金融政策会合で、従来の想定よりも金利をより速く、
一段と引き上げる可能性があるとの見解を表明しました。
金融政策決定の発表、新たな経済見通しの公表、がいわゆる「スーパーサーズデー」
といわれるところの新たな方向性を示したとも言えます。
今までの英中銀の見解によると、市場は、2018年と
その後数年に25ベーシス・ポイントの利上げを1回ずつゆるやかな
利上げ見込んでいました。しかし、その利上げペースでは、インフレ率は
21年初めの時点でも、目標をやや上回る見通しで、より積極的なペースで
利上げを進めていくことが必要との見解を示しました。市場参加者は現時点で、
5月に金利が0.5%から0.75%に引き上げられると見込んでいます。
気になるのは、こうした英中銀のタカ派的な政策について、市場が
あまり好反応していないことです。
2018年ポンドドルの見通しは?
↑の中長期のポンドドルの週足チャートからわかる通り、2017年から今年に
至るまで、ずっと徐々に切りあがったポンド高の相場が続いています。
ここで、気になるのが、ポンド相場は2016年のBrexitのときの
ポンドが急落していることです。
現在の状況はポンドが急落した後に長期間にわたって膠着状態が続いている
だけなのです。
このことが意味することは、2017年1月から続いているレンジの
サポートラインが下割れしてしまうと、またポンド安相場が再開する
可能性が強いということです。
今回のスーパーサーズデーについては、基本的には英中銀が利上げの
ペースを早めるために、ポンド高要因として考えがちですが、
これが本当にポンド高に結びつくのかは大きな疑問があります。
なぜならば、現在株式市場の動きが示しているように、市場は
金利が上昇することについて神経質になっています。
また↓の短期の時間足チャートみてもわかるとおり、ポンドは先週
のスーパーサーズデー後から急落しているのです。
またポンドについてもっと気になることは、EU離脱交渉の行方
です。ポンドの急落が起こったのは、あのBrexitに反応した
もので、あれから1年以上たち、デッドロック状態にある
EU離脱交渉を考えると、2018年再びポンド安くる可能性
が現状の市場の不安定さを考えると再びやってくる可能性が高いと
思います。
まとめ
FXの参加者はどうしてもポンド高ポジションを取りたがりますが
とくに現在の株式市場のように、ポジションの大きな巻き戻し
が起きているとき、そしてもしかすると相場の転換点もなるような
大相場がやってきているときは、ポンドドル相場においても
大多数がとっているポジションの巻き戻しが起きる可能性が
高いものです。
ポンドドル相場は↑のチャートが示したように、長期的にも
煮詰まっているようにも、見え、個人的には、ポンドの下落
に備えていたほうがいいと思います。
自分の外貨預金など資産を守る方法としては、FX口座は
ヘッジするツールにもなりえます。
口座開設によってのキャッシュバックの特典もあり、お得になるケースも
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