カバノー判事の最高裁判事指名によってどう影響する?
トランプ大統領は、7月に退任する最高裁判所の
アンソニー・ケネディ判事の後任として、ブレット
カバノー判事を指名しました。
この指名が、上院で承認されれば、最高裁の勢力図が
大きく変わる可能性があります。
カバノー判事は超保守派
ケネディ最高裁判事に代わりトランプ大統領によって
ノミネートされたブレット・カバノー氏は超保守派
として有名です。
リベラル、保守スコアーを測定する分布によると
カバノー氏は、トーマス判事に続いて保守派の考え方
として測定されています。
カバノー判事の指名はどう影響する?
最高裁の判決を左右する役割を担ってきたケネディ判事
の退任にょって、トランプは、大統領就任から僅か
1年半で、米司法史に名を刻む機会に恵まれました。
前回は、ニールゴーサッチを判事に指名し、今回は
もっと保守派のカバノー氏を指名しようとしています。
上院がカバノー氏を承認すれば、オバマ大統領やブッシュ大統領が
8年で2人の判事を指名したのに対して、トランプは
1年余りで同じ人数の判事を指名する好機に恵まれました。
妊娠中絶やアファーマティブアクション、さらに
大統領権限の制限について、新たなルールを確立する
可能性も出てきます。
市場への影響は?
市場にとって最も懸念なのは、大統領権限を拡大
させ、トランプによって混乱をきたす懸念です。
すでに貿易の面と外交では、大統領権限を遺憾なく発揮し
市場を動揺させたりもさせていますが、より保護主義的
そして、国内経済においても、大統領権限を振り翳す可能性
も懸念されます。
まず考えられるのは、今のロシア疑惑に対する
大統領への恩赦を通そうとするのではないでしょうか?
今後はカバノー判事が上院で承認されるのか
どうかが注目です。