パリ協定脱退はトランプ議題嫌いに火に油を注ぐ?
4月にトランプ政権が、税制改正法案を公表して以来、
トランプ関連銘柄と言われる株価は下落の一途を
たどっています。
FBI長官のコミー氏の解任とともに、トランプ大統領
にロシア疑惑がますます高まっています。
コミー氏は来週上院諜報特別委員会の前に証言する
予定になっています。
そこでは、コミー氏はトランプ氏が連邦政府にようる調査
を妨害しようとしたことを証言すると伝えられています。
これで、トランプの政策課題が議会で通過するかどうか
がより不透明になりました。
しかしながら、規制措置については、大統領権限で簡単に
動かせます。パリ協定からの脱退がその例でもあります。
パリ協定離脱で支持が得られる?
多岐にわたる業界の首脳がトランプ氏にパリ協定残留
を要請してきました。
政権内部でも、ティラーソン国務大臣やマティス国防長官
がパリ協定維持を求めてきました。
一方で、あのスティーブ・バノン氏はパリ協定から
の離脱を働きかけており、トランプ大統領は、選挙キャンペーン
のメンバーの主張を押し通したことになります。
これで、トランプ大統領の疑惑から注意をそらすどころか
ますますトランプ大統領に対する反発が強くなる
ことが予想されます。