バンキア救済打つ手なし
スペイン政府はバンキアの資本増強のため公債を注入する案を撤回。
公債をつかって資本注入する案が出た以降スペイン国債の利回りが
急上昇していることが背景のようです。
要はこれだけ調達コストが上がると政府もお手上げということです。
次に出ている案が中央政府が地方政府の資金調達を支援する仕組みを
つくり、地方政府が税収を裏付けに共同で債券を発行する案が検討
されている模様です。
ですが、つい先日地方自治が中央政府に救済を依頼したばかり。
要するに、スペインは第3国に依存しないかぎりと自国の銀行救済
ができない状況に陥っているということです。
7月に発足予定のESMが直接銀行の資本提供できるのかどうか、この問題
もEUがあたかも一つの国のように他国の財政負担を肩代わりし運命共同体
になるのか、あるいはそこまでの負担を背負うことはできず、分裂して
しまうのか分岐点となる問題となっています。
市場の焦点は今やスペインに完全に移ってしまい、ユーロもゆっくりと
最安値更新。これで週足、日足でも6本続けての陰線となっています。
結構つよいベアな局面でもこれだけ陰線が連続で続くチャートもあまり
目にしません。
エネルギーが溜まっているのも確かですが、これだけ今のユーロの事態は
深刻ということかな。
現在は入るタイミングを失ってポジションをとれていません。
こういう政治相場のときには後出しジャンケンの戦略で様子見です。
ポジション ユーロ円 スクエア
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