
ドラギ総裁の追加緩和慎重発言でユーロのショートカバー
今週にはいって下落し続けいたユーロが、昨晩のNY市場で
買い戻しが入りました。
その直接のきっかけとなったのは、ドラギ総裁が、ブラッセルで会議で
“刺激策の拡大が必要かどうか判断するにはまだ時間が必要”と翻って追加緩和に
慎重姿勢なコメントを残しました。
そのほか、オーストリア中銀総裁でECB政策委員会メンバーでもある、ノボトニー総裁
も債券購入プログラムを近い将来拡大することに慎重な姿勢を示しています。
今月のECB理事会で、追加緩和に関して、あれだけアルバルーンをあげた後だけに
昨日は、ユーロのショートカバーが入るきっかけとなったようです。
昨日、マークイットが発表した9月ユーロ圏の総合PMIは53.9と前月の54.3から
下落しているものの、四半期ベースでは、約4年ぶりの高水準が続いています。
もう少し様子を見て、早めにカードをきりたくない気持ちもわからなくはないです
が、ユーロの方向感は見出し難くなっています。