ドイツ銀行のCDSが下落している背景とは!RMBS問題決着で株価にとってもプラス?
ドイツ銀行の株価が上昇しています。同時にドイツ銀行の
クレジットスプレッド(CDS)も縮小しています。
とういうことは、ドイツ銀行に対する懸念が薄らいでいるという
ことです。
これと同時にドイツ銀行の株価も上昇しています。
その背景としては、住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる
米司法省の調査が決着に近づいているという報道が出ているからです。
ドイツの雑誌報道によると、米当局は来週初めに
100ページ程度の陳述書をドイツ銀に送付します。同行への制裁金は
米ゴールドマン・サックス・グループの23億8000万ドル(約2430億円)
を上回る可能性があるといわれています。
不透明な取引が解決していく?
米RMBS問題の決着はドイツ銀によって、法的問題解決への大きな
前進となりそうです。ジョン・クライアンCEOはドイツ銀行が
いままで抱える中で最も大きいこの問題を年内に決着させると言われて
います。
ドイツ銀行株上昇で欧州銀行株懸念払しょくする?
不透明だったドイツ銀行の問題が解決していくなかで、他の欧州系銀行の
株価にも好影響に働きそうです。
週末は、アメリカの利上げ観測急浮上で下落したものの、週明けからは
あまり尾を引かない可能性が高いと思われます。