
ドイツ銀行とバークレイズのトレーディング収益回復は朗報なのか?依然としてユーロは重い展開
昨日発表された、第3四半期の決算内容では、
ドイツ銀行とバークレイズ銀行のトレーディング
収益が予想よりも回復していました。
バークレイズで40%増加、そしてドイツ銀行で
14%増えています。
とくに、ドイツ銀行の債券トレーディングで収益
が回復したことは、いい傾向とも言えるかも
しれませんが、一方で懸念材料も出てきました。
予想外の黒字内容でGOPとの交渉難航?
この黒字決算が、米司法当局との難航を示唆する
かもしれないと言われています。
ドイツ銀行は、当初の140億ドルにも及ぶ罰金を
引き下げようと交渉中ですが、この黒字がさらなる
交渉の難航を示唆するかもしれません。
また、ドイツ銀行の債券取引のシェアは明らかに
低下しており、脆弱な状況はなにも変わっていない
ことです。
マーケットはアメリカの利上げに向けてまっしぐら
市場はなんとなく、アメリカの利上げ以外は見向きも
しなくなっているよう見えます。
ドル円はチャートポイントを抜けて、105円台にしっかり
乗ってきました。
ユーロドルも1,09台半ばでレジストされ、下がって引けて
います。
来週発表の雇用統計で失望さそうような数字がでない
限りにおいては、為替については、しばらくこの流れが
続くような気がします。