ドイツのZEW(欧州経済センター)は急進するもドラギ総裁は慎重維持
6月のドイツの景気期待指数が19.2と大幅に好転して
います。
予想コンセンサスは4.7だったので、予想外の大幅上昇、
これに対してZEWのアヒム・バンバッハ氏は声明で、経済センチメント
の回復は、金融市場がドイツ経済の回復力に自信を持っている
ことの表れだとしています。
一方ドラギ総裁は慎重姿勢を崩しておらず、インフレ2%の目標は
控えている政策(TLTLO2)で今のところ達成できるとしています。
またドイツの憲法裁がECB無制限のOMTを、EU司法裁判断に
従って支持すると発表しています。
これはドイツのCDU政治家を中心に違憲であるとずっと論争されて
いましたが、ドイツ憲法裁もOMT支持の結論を出したことになります。
これも、brexitにむけての対応策かとも揶揄されているようです。
依然として拮抗している英国民投票世論調査ですが、すべてはこの結果次第の
様相を呈しています。