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トルコリラ円(TRYJPY)の2020年は下げ止まりを予想する根拠は!

2019年のトルコリラ円相場を振り返ってみると

トルコを取り巻く状況は、ネガティブな材料が起きた

にも関わらず、意外とトルコリラ円の相場は持ちこたえ

とくにこの1年の後半は持ちこたえ総じてレンジ相場に

終始した感があります。トルコリラといえば、どうしても

魅力的なのが金利の水準です。日本に暮らしていれば

この金利が全くつかないどころか金融緩和のスパイラルに

陥っている日本円に比べると魅力的に見えるのですが、そこには

トルコリラ安というリスクがあります。

そこで、トルコリラ円相場の予想について、2020年の中長期予想

をファンダメンタルズとテクニカルの両方の側面から展開して

みたいと思います。

2019年のトルコリラ円相場を振り返ると

2019年のトルコリラを取り巻く環境は政治の動きに

振り回さた1年でした。

2019年5月6日のトルコリラ が下落しましたが

原因はエルドアン政権への不安、不満が高まったことが

要因です。

5月6日、トルコ最高選挙管理委員会(YSK)は、イスタンブールでの

市長選(2019年3月末)の結果を無効にして、6月23日にやり直しの

選挙を行うことになりました。

エルドアン大統領が率いる与党・公正発展党(AKP)はこの選挙で負けており、

何かしらの理由をつけて再選挙を訴えていました。

そして2019年6月23日:野党・共和人民党の勝利し、政治的には

一息つく材料としてみなされ、このころからトルコリラの下げ止まり

がはじまっています。

再選挙の結果、野党・共和人民党(CHP)が大差をつけて、与党・公正発展党(AKP)

に勝利したことで、エルドアン大統領の暴走にブレーキがかかるとの

見方台頭してきたのです。

エルドアン大統領が敗北を認め、勝者に祝意を示したことで3回目の選挙の

可能性もなくなり、政治的不透明感が終わりを迎えたと市場がくみ取った

ことが、トルコリラ円が下げ止まった要因のひとつだと思います。

                 (チャート:楽天証券)

↑のチャートでもわかるように、今年の6月くらいからは、トルコリラ円相場は

底固い展開が続いているのです。

相場はそこまで大きく上昇はしなかったものの、大きなマイナス要因が1つ消えたことで

上昇の期待感もありました。

2020年のトルコリラのファンダメンタルズは

トルコリラのネガティブな材料は、利下げを行っていることです

2019年7月〜12月は、シリアの問題やミサイル問題などの材料に反応する

することはありましたが、大きな下落要因だったのは利下げです。

金利の動向は為替の方向に大きく影響してきます。2019年は利下げが

行われましたが、トルコリラ円も持ちこたえた感もあります。

相場がどのように動くのか?大きく下がるのか?』などの予想は、

利下げの決定によって大きく変わりますが、2020年もトルコの金融政策

の方向性は利上げの期待感がなくなっていることに変わりないことです。

2020年のトルコのファンダメンタルズのマイナスな材料の一つに

トルコが利上げをしないという予測が高まっていることです。

2020年トルコリラ円相場の下げ止まりが続く理由は

トルコリラは高金利の積み上げが魅力の1つだったため、『利上げをしない!』

という意思表明は投資家にとってはマイナス要因でしたが、これは2019年

にすでに消化されている材料です。要するに市場はすでにこの材料を織り込んで

いるということです。

2019年12月12日にトルコ中央銀行は政策金利を引き下げ、14%→12%となっています

がそれでもまだ12%の利回りがつくのです。

対円の金利と比べれば、絶対的な差があり、為替が持ちこたえれば

これ以上ない投資対象となります。

2020年のトルコリラの地政学リスクは

アメリカが導入反対している『ロシア製のミサイル防衛システム』を受け入れる

計画について、トルコ側は考えを改めるつもりがないことを意思表明をし

ています。トルコリラのリスクのひとつにアメリカとの対立があります。

もし実際に導入されて、アメリカが強硬手段で経済制裁を加えた場合は、

再度トルコリラ が下落する可能性も否定はできませんが、このリスクに

ついても、すでに相場に組み込まれている可能性があります。

一方でエルドアン大統領は絶対に導入するという内容で決定した

わけではないので、どう決定するのかわかりません。

トランプ大統領とエルドアンの2019年11月13日の会談では、

協議を継続することで合意したとしているので、問題は前向きに

解決する方向で進んでいると捉えることもあります。

2020年のトルコリラ円相場の予想は

2019年後半に続いているトルコリア円の底固い相場は

2020年以降も続く可能性が高いと個人的にはみています。

見通しが明るい理由のひとつに2023年まで大きな選挙がない

ことがあります。

現在はエルドアン大統領の動向に否定的な意見が集まっており、

短期的な視野で考えるとトルコ国民や投資家にマイナス要素は多いものの、

長期的な目線で見るといい面もあります。

2023年まで大きな選挙が特に予定されていないことで、落ち着いて

改革を実行できる環境があるということも言えます。

つまり2023年までは中長期的な目線で、大きな改革を実行する準備をしたり、

強力な経済改革を実現する準備ができるので、これはトルコリラにとって

はポジティブな要因であるとみています。

今後4年間大きな選挙がないのはプラス要因で、またエルドアン大統領は

いい意味でも悪い意味でも未知数だとうことです。

次の総選挙に向け、強力な経済改革を実現すべく、重要な構造改革に取り組む

上記の発言を行っており再度トルコリラ 上昇の可能性もあると思っております。

                 (チャート:楽天証券)

↑のチャートは側近3か月のチャートですが、ネガティブな材料が

あっても反応せず、逆にトルコリラの底固い展開となっています。

金利差はやはり魅力!

2020年アメリカが利下げをする可能性あり

トランプ大統領が人事権を行使してFRBに圧力を強める

傾向が続くと思われます。

実際にトランプ大統領は2019年4月5日に『FRBは利下げするべき!』と

発言し、自分に近い意見を持つ2名をFRBの理事に指名しました。

米ドルが利下げを続ければ、これを受けて、より一層トルコリラの金利水準

に注目が集まることも考えられます。

アメリカの利下げ実行はトルコリラの上昇につながりやすいとみており

相対的に、トルコリラ への投資魅力が高まるとみています。

まとめ

2020年のトルコリラ円相場予想について、トルコにはネガティブ

な材料がありますが、その材料は2019年にほぼ消化しているので

ないかという見方をしています。

2020年はトルコが利下げしない可能性も十分にあるのも事実で

今後トルコの金融政策は様子見にはいると考えています。

なぜなら今このタイミングでさらに利下げをすると、トルコリラが

さらに暴落して、市場が混乱する可能性が出てくるからです。

ということで、2020年のトルコリラ円相場予想は不安要素は

あるものの、下値は硬いとみています。

↓はトルコリラ円の金利差を反映するスワップポイントで

定評あります。

トライオート

 

プロフィール


Yoshi

こんにちは、Yoshiと申します。
約20年に及ぶ外資系銀行でのトレード経験を活かして金融情報を独自の視点で発信しています。FX市場に携わって約20年経ちますが、現在は他の金融市場(株式、コモディティ、暗号通貨)の関連性を含めて独自目線で情報提供しています。
主な資格:
米国公認会計士合格(ワシントン州)
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