トルコリラが速報で政策金利を3%利上げ16.5%に!これでトルコリラ円は買いとなる?
トルコリラが急落し最安値を更新し、トルコ債券や経済に
幅広く悪い影響が及んでいるなか、通貨危機を回避しようと
トルコ中央銀行は予想されていたように、緊急会合を開いて
政策金利である Late Liquidity Windowレートを3%利上げし
16.5%に押し上げることを発表しました。
目次
トルコリラ政策金利引き上げの評価は
フィデリティやオールドミューチュアルなどの一部はでは
中央銀行が市場を落ち着かせるために「十分だ」と高評価をして
いるとこもありますが、多くの参加者は変動安定率がすでに
20%にまで達していることを考慮すると、3%の利上げでは
十分ではないという意見が大半です。 基準レートを300ベーシスポイント
引き上げて16.5%にするというトルコ中央銀行の決定は、
リラ通貨の下落の対応には「とても消極的な対応」であると
の意見が多いのです。トルコリラの下落を止めるための
トルコ中央銀行の今回の決定は、正しい方向への一歩だが、
市場のセンチメントを変えるほどには至っていないという
のが大多数の意見です。
トルコリラの懸念材料は
利上げによるトルコリラリラの回復は一時的なものである
いう意見が多いのは、トルコは、インフレ抑制に向けた具体的
かつ持続的な兆候がないことです。
また、今回の利上げは通貨をいくらか支えているが、
投資家はトルコの根本的な構造改革を示す兆候を待っている
と指摘しています。
しかしもっと重要なことは、金利引き上げの決定を遅らせる
ている現在のシステムに問題があると指摘しています。
トルコの中央銀行の信頼性が「地に堕ちた」とし、
トルコの政策当局者は「対応がはるかに遅れている」と
市場で指摘されているのです。
a経済チームと中央銀行が、エルドガン大統領に、利上げを
許可してもらうように懇願していることが問題なのです。
これは、当然のことながら、ここでの問題のポイントと
なります。。1週間前に始まったトルコリラ急落時の5月15日の
インタビューで、エルドアン大統領は、金融政策の決定の
役目を引き継ぐことを示唆し、市場に脅威を与えた時のことを
思い出す必要がありそうです。
まとめ〜トルコリラ円は買い場に近い?
ここで、我々に興味があるのが、この利上げを受けての
トルコリラ円相場の動向でえう。
トルコリラは長い期間、政治的背景と経済ファンダメンタルズ
の弱さから売られてきましが、さすが金利が16%以上も
つくと、話は別だと思います。
日本円がご存知のようにマイナス金利状態なので
このまるまる16.5%は、スワップポイントで返って
きます。しかもこのリターンは、結構すごいものが
あると思います。
ここまで対円で安くなったトルコリラの値ごろ感と
だまってても16.%のスワップコストを得られるので
あれば、総合的には、買い場おすすめ通貨ペアとして
推したいと思います。
これだけ金利差がついていれば、為替が動いても
ちょっとやそっとでは負けないところまで水準にきたの
ではないかと思っています。