トルコの総選挙は予想に反して与党AKPが圧勝、混乱に嫌気がさしているのか
週末の政治イベントのひとつといえば、トルコ総選挙がありました。
その結果は5ヶ月前に国会の過半数を失っていた与党AKPの圧勝で
エルドアン大統領はの権力基盤が強化された結果となります。
前回の選挙後からは、クルド人分離主義者との軍事的対立、そして
イスラム国のテロも頻発し、有権者は政治的安定を選んだともいえます。
議席の内訳は、最大野党の共和人民党CHPは6月とほぼ同水準、注目の
クルド人系国民民主主義党HDPは前回から議席を減らす見通しです。
この半年間、地政学リスクが高まった状況が続いていますが、その状況に
懸念している有権者の結果のようです。