
トランプ氏が正式に特別顧問に指名したアイカーン氏とはどんな人物?
トランプ氏が新たにアドバイザリー職を設け、そこにアイカーン氏
を指名しました。
実質的に彼がトランプ政権の司令塔となるであろう人事ですが
アイカーン氏とはどんな人物なのか紹介したいと思います。
トランプ氏とはビジネスでも繋がりのある人物
アイカーン氏は自らのファンド、アイカーンエンタープライズ
を設立し、それかの彼の運用実績は言わずもがな、優れた
実績を残し、約40年間にわたりアクティビスト(物言う株主)
として大企業を相手に奮闘を続けてきました。
トランプ氏とは、トランプエンターテインメントのオーナーで
もあり、ビジネスでの繋がりと、選挙戦のころから、トランプ氏は
アイカーン氏に財務長官を依頼していた経緯があります。
他の人事もアイカーン氏の提案を踏襲?
アイカーン氏は、すでにトランプ氏の政権移行チームに影響を
及ぼしています。関係者によると、米証券取引委員会(SEC)
次期委員長の選出を巡り中心的な役割を果たしているようです。
米環境保護庁(EPA)の規制が精油業界に打撃を与えてきた
としてEPAを非難し続けてきたこともあるアイカーン氏は、
EPA長官に起用する候補者を吟味する作業でトランプ氏を
手助けしています。
アイカーン氏が起用される見通しの特別顧問は正式な
政府の役職ではなく、同氏は報酬を受け取らず、現在手がけて
いる事業はこのまま継続するようです。
トランプ、アイカーン両氏はオバマ政権下で米国のビジネス界が
過剰に規制を受けてきたため、投資が弱まり経済成長が失速した
と考えており、アイカーン氏はこうした規制の縛りを緩める
取り組みで中心的な役割を果たすことになりそうです。