トランプ政権下で債務上限問題で米国政府機関閉鎖は起こるのか?
今週最も注目されていることは、本年度残りの予算資金調達
についての継続予算審議です。
今年の予算は今週の金曜日に期限切れとなり、議会での
対処がなければ、政府機関の15%から20%が閉鎖に追い込まれ
ます。
今週の政府機関閉鎖もあり得る?
その可能性は低いとおもわれます。もし政府がこの金曜日
までに合意できなければ、暫定的な短期の予算案にシフト
させ、当面の閉鎖が起きないようにするからです。
しかしながら、今後大枠の合意に達するまでには、瀬戸際に
おいこまれるような状況が生じるかもしれません。
予算案には上院で60議席必要
共和党が予算案を通すためには、60議席必要となります。
現在のルールでは、ヒルバスタールールといって60議席ないと
審議がストップさせられ、実質通過しない状況に陥ります。
歴史的には、政府機関閉鎖が、市場に大きく影響したことは
なかったですが、今年は違いそうです。
それは、トランプ政権だからです。
すでに失望状況にある期待
今年は、この債務上限問題と政府機関閉鎖の問題が
よりクローズアップされています。
それは、トランプ政権の政治統治能力に疑念があるからです。
この問題解決は、他の税制改革やヘルスケア問題にも
つながっていくので、より注目されるこれからの
材料です。
短期的には、閉鎖はなさそうですが、夏から秋にかけては
この問題が為替に影響を与えそうです。