トランプ大統領がNAFTA残留を決めた本当の理由とは!
トランプ大統領の選挙中の公約だった、NAFTA
からの脱却を一時的にもストップさせました。
トランプ米大統領はNAFTAからの離脱方針を
一転させた経緯について、カナダ、メキシコの両首脳
から26日に電話があり、再交渉を打診されたため翻意したと
明かしちます。
一貫性がなくなってきたトランプ政策
トランプ大統領はNAFTAから数日以内にも離脱する準備を進めて
いたようです。
しかし、トランプ氏のこの発言の前日、ホワイトハウスからは
貿易政策に関する一貫性のない方針が示されました。
政府高官は26日に非公式で会合を開き、NAFTAの撤廃も含む
さまざまなオプションを協議し、一時は協定からの離脱を示唆
する大統領令を発表する構えを見せていましたが結果残留を
アナウンスしています。
NAFTA残留を決めた理由とは?
仮にNAFTAからの離脱が発表されていれば、加盟国
は6カ月以内に今後の枠組みのあり方を決める必要がありました。
また米国が協定から離脱した場合でも、議会が動かない限り
NAFTAの規定の一部は国内法として残ると通商問題に詳しい
弁護士は語っています。関税はWTOを
通して設定されることになり、メキシコから米国への
輸出品よりも、米国からメキシコへの輸出品の関税のほうが
概ね高くなるという皮肉な結果となるいう見通しもだされて
いました。
ようするに、いくらかNAFTA脱退を表明したところで
NAFTAについては、国内法での承認と、またWTOの
下での関税になるので、けっかてきqにトランプ大統領は
ジレンマに陥っている可能性が強いのです。